ケアプロストとルミガンの違いは？値段・効果など徹底比較！

ケアプロストとルミガンの違いって何？

まつげ育毛剤として注目を集めているルミガンとケアプロスト。ネットで調べると、以下のような書き込みが散見されます。

「ルミガンもケアプロストも有効成分は同じ」
「ケアプロストの方が副作用が出にくかった」
「ケアプロストはルミガンのジェネリックだ」

薬に詳しくない方からしたら、一体何が本当で何が間違っているのか迷ってしまうものだと思います。このページでは、ルミガンとケアプロストの違いや関係性を分かりやすく紹介します。

違うのは薬に含まれる添加物だけです。

ルミガンとケアプロストの中身において、唯一異なるのが添加物です。添加物とは、防腐や保存などの目的のために含まれている有効成分以外の物質を指します。両薬に同封されている説明文書に記載されている添加物は以下となります。

ルミガンでは合計で6種類の塩化物や水和物が記載されていたのに対して、ケアプロストではベンザルコニウム塩化物の1種のみです。いずれの成分も効果に関わっているものではありませんので、効き目に差が出ることはありません。
ルミガンの方が多いぶん、以前に薬を使ってアレルギー反応が出た経験のある方は注意が必要です。因みにルミガンにもケアプロストにも添加されている塩化ベンザルコニウムは、ほとんどの点眼薬に添加されている防腐剤です。

ケアプロストはルミガンのジェネリック医薬品

まず大前提として把握しておいていただきたいのが、ケアプロストはルミガンの有効成分を元に作られた「ジェネリック医薬品」であるということです。ジェネリック医薬品とは、開発された先発薬（新薬）の特許が切れた後から販売された同じ有効成分を含む薬のことです。後発医薬品とも呼ばれます。

先発薬に比べて開発にコストがかからないため、比較的安価で販売されているのがジェネリック医薬品の特徴です。つまり、ケアプロストは、先発薬ルミガンと同じ有効成分であるビマトプロストが配合されたジェネリック医薬品です。

どちらも効果・副作用は同じです。

ルミガンよりも安価で購入できるケアプロストですが、まつげ育毛効果や副作用は先発薬と同じです。薬の効果やそれに付随する副作用を発現しているのは、配合されている有効成分です。「ルミガン」や「ケアプロスト」というのはあくまで商品名であり、有効成分こそが薬の本体であると捉えると分かりやすいかもしれません。

つまり、同じ有効成分ビマトプロストが配合されているルミガンとケアプロストは、名前や価格こそ違えど、肝心な効果や副作用などの部分は同じであると言ます。

価格や製薬会社などの比較

有効成分や効果、副作用が同じとはいえ、実際にはルミガンとケアプロストではいくつかの細かい違いがあります。ルミガンとケアプロストで共通している点と、異なる点を徹底的に比較します。

まず製薬会社についてですが、ルミガンがアラガン社（Allergan）であるのに対して、ケアプロストはサンファーマ社（Sun Pharma）によって製造販売されています。いずれの会社も海外に本拠地を置く大手の製薬会社です。つまり、製薬会社のブランド力による差はありません。

次に有効成分の含有量と内容量ですが、これはケアプロストもルミガンも同じです。臨床試験で確かな育毛効果が確認されている濃度である0.03％（1mL中に0.3mg）のビマトプロストを含有しています。3mlの内容量は大体1ヶ月分の使用量に相当します。

安く買えるのはケアプロストです。

通販価格の相場についてですが、ジェネリックであるケアプロストの方がルミガンよりも安い値段で販売されています。1個で比べた場合には1,000円ちょっとの差ですが、ケアプロストもルミガンも長期的な使用が前提となる薬です。使用期間を考えたコストを考えて選ぶようにしましょう。

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ケアプロストとルミガンについてまとめ

ケアプロストはルミガンのジェネリック医薬品です。いずれも有効成分ビマトプロストが、同含量で配合されていますので、効果や副作用に変わりはありません。

異なる点として挙げられるのは、値段と添加物です。ジェネリックであるケアプロストは、ルミガンと比べて1本につき1,000円以上安い価格相場で販売されています。添加物に関しては、ルミガンと比べてケアプロストの方がシンプルとなっています。