ケアプロストの塗り方|5ステップで紹介!1日2回や下まつげに塗ってもいいの?
基本的な用法・用量
1回の用量 | 1滴 |
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1日の使用回数 | 1回 |
ケアプロストをまつげ育毛剤として使用する際の基本的な用量は、1日1回の塗布で使用する薬液は1滴です。就寝前のタイミングで塗りましょう。用量を超えた頻度でケアプロストを塗ったとしても、育毛効果が高まるわけではありません。むしろ、色素沈着などの思わぬ副作用がおきる可能性がありますので、必ず決められた用量を守って使用してください。
いつまで塗る?塗り方に関する疑問点
ケアプロストの育毛効果は、塗り初めてから4ヶ月目で最大限発揮されます。「塗っているのに、いまいち効き目が感じられない…」という方も、最低でも4ヶ月間は継続してみましょう。
ケアプロストの塗布を中止すれば、少しずつまつげも元に戻っていきます。ずっと長いままの状態を保ちたいという方は、永続的にケアプロストを塗り続ける必要があります。
ケアプロストはまとめて複数買いすることで、割引が適応されます。長期的な使用を見越して、ケアプロストをまとめ買いしておくことで、まつげ育毛治療にかかる費用が節約できます。
ケアプロストを塗り忘れた時の対処法は?
ケアプロストを塗り忘れた場合には、気付いた日の夜に塗れば問題ありません。効果が出るまでの時間が少し遅くなってしまう可能性はありますが、1日塗り忘れたからといって今までの効果がリセットされてしまうわけではありません。前日に塗り忘れたからといって、その日の塗布量を増やすのはやめてください。
薬液が目に入った時はどうすればいい?
ケアプロストは、もともと緑内障の治療に使われていた目薬です。少しくらい目に入ったとしても、大きな影響はありません。ただし、目薬として使用した場合の方が、充血などの副作用が出やすくなります。よって、ケアプロストが間違って目に入ってしまった際には、必ず洗い流すようにしましょう。
ケアプロストの塗り方を5ステップで紹介
1.お化粧を落として清潔な状態にしてください。

ケアプロストを塗る際には、クレンジングや入浴を済ませてコンタクトレンズを外して、あとは寝るだけの状態にしましょう。クレンジングの際には、マスカラやアイライナーなどのお化粧が残ることのないようしっかりと落としてください。化粧が残っていると、ケアプロストの薬液がうまく浸み込まない可能性があります。
ただし、ゴシゴシと強く擦るのはまつげの負担になるので禁物です。まずは優しく丁寧にアイメイクを落とした後、顔全体のお化粧を落とす「セパレートクレンジング」を心がけましょう。
2.専用のアプリケーターにケアプロストを1滴垂らします。

ケアプロストを塗る際には、専用のアプリケーター(塗布用筆)を使います。アプリケーターを袋から取り出したら、先端にケアプロストを1滴だけ垂らして浸み込ませてください。この際にケアプロストをつけ過ぎてしまうと、周りの皮膚に薬液が垂れて色素沈着がおきるなどのトラブルを招きます。
ケアプロストを滴下する時に、手などに付着した場合には必ず洗い流してください。
3.丁寧に上まつげの根元に塗っていきます。

実際にケアプロストを塗布する際には、内側から目尻側に向けてサッと塗ります。厚く重ね塗りする必要はありません。少し薄いくらいの塗り方で塗りましょう。
塗る際に気を付けなくてはならないのが、上まつげの根元にのみ塗るということです。まぶたを少し持ち上げて、極力ケアプロストが毛の生えていない部分に付着しないように、ゆっくりと丁寧に筆を沿わせてください。
4.周りに付着した余計な薬液を拭き取ります。

ケアプロストの塗布を終えたら、まつげの根元以外の皮膚に付着した薬液をティッシュなどで拭き取ってください。
これは両目の塗布が終わった後ではなく、片目の塗布が終わったらすぐに行いましょう。特に薬液が溜まりやすい目尻などは、注意して拭き取ってください。
5.新しいアプリケーターに切り替えてもう片方に移ります。

片方の目の塗布が終わったら、もう片方の目も同じ要領で塗っていきます。アプリケーターは片目ごとに切り替えることが推奨されています。余分な薬液が付着している可能性があるためです。使い終わったアプリケーターは、必ず破棄してください。
NGな塗り方「下まつげに塗る」「1日2回塗る」など
下まつげへの塗布は色素沈着を招きます。
ケアプロストを下まつげに塗るのはNGです。上まぶたと比べて、下まぶたは皮膚が薄くなっています。色素沈着のリスクが高くなるため控えましょう。
ケアプロストと同成分の国内承認薬であるグラッシュビスタの添付文書にも「下眼瞼には使用しないこと」との記述があります。
上まつげにさえ塗っておけば、まばたきした際に下まつげにも薬液は付着します。直接塗らずとも、下まつげにも育毛効果がもたらされます。
1日2回以上の頻度で塗っても効果は変わりません。
ケアプロストの塗布頻度を朝晩の1日2回に増やすことはNGです。冒頭でも述べましたが、用量を超えた頻度でケアプロストを使用したとしても育毛効果が高くなるわけではありません。むしろ、思わぬ副作用の発現を招く原因となりますので、ケアプロストは就寝前だけの使用に控えてください。
綿棒ではうまく塗ることができません。
ケアプロストを綿棒に浸み込ませて塗るのはNGです。綿棒は先端が大きいため、まつげの根元にうまく塗ることができません。毛が生えていない部分に薬液が付着するリスクも高くなります。
ケアプロストの塗布には、まつげをかき分けて根元にまでしっかりと届く、筆タイプのアプリケーターを用いてください。
ケアプロストの塗り方についてまとめ
ケアプロストの塗布は、1日1回、就寝前に行います。塗る前にお化粧を落として、清潔な状態にしたのち、専用のアプリケータ―を使って塗っていきます。
塗り方としては、上まつげの根元にアイライナーを引くような感覚でサッと塗ります。塗布後には周りに付着した薬液は拭き取り、新しいアプリケータ―を取り出して、もう片方のまつげに塗ってください。
下まつげに塗ったり、1日2回以上塗ったりなどの行為は、色素沈着を招くためNGです。